平成21年4月に開院した
長谷川循環器内科クリニックを取材しました。



<取材協力>
長谷川 亨
(長谷川循環器内科クリニック 院長)

長谷川循環器内科クリニック
詳細ページ


「メディカルページ平成21年度版」
(平成21年6月1日発行)の冊子に
掲載された記事です。


2009年4月1日、函館市時任町サンクリニックビル2Fに長谷川循環器内科クリニック(旧尾崎循環器内科)がオープンした。院長はこの3月まで医師会病院循環器科科長を勤めた長谷川亨先生。 開業にあたっての抱負などを聞いた。


医師会病院には昭和61(1986)年から20年あまりいました。患者さんは心不全や腎不全、心筋梗塞、狭心症など重症のかたが多く、私はインターベンション
という、血管を広げる治療を主にやってきました。




まず、病気にならないための予防をしていきたいですね。心臓の病気を引き起こす原因に、高血圧や高脂血症、肥満、煙草、糖尿病などがあります。食事や生活スタイルの欧米化でこういった生活習慣病が増えて、心筋梗塞も昔より増えています。食べ物と一緒に病気もだんだんアメリカナイズされてきたわけです。これからは何よりこの予防が大切になってき
ます。今までは心臓の病気として、いわば「完成されたもの」の処置が多かったんですが、今後はこうした生活習慣病に対する取り組みをしていきたいと考えています。


■長谷川 亨 院長
それから、医師会病院では糖尿病や消化器などそれぞれ専門の先生がおいででしたから、私は循環器に特化していました。が、今後は循環器だけでなく、一般内科医として、プライマリー(総合的・基本的)に診ていきたい。こういう言葉がいいかどうかわかりませんが、「専門バカ」にはならないように診ていきたいですね。循環器しか診ない、というのではなく、他のことも勉強していきたいと思います。




当院ではレントゲン、心電図、ホルター心電図、心エコー、頚動脈エコーやPWV(ともに動脈硬化をみる検査)、負荷心電図の検査を受けることができます。また、腹膜透析と、睡眠時無呼吸症候群の診察も行っています。




患者さんに優しく対応する、患者さんの話を優しく聞いてあげるということです。長く外来で付き合っていると、お互いに思ったことを言えるようになってきますが、たいていの患者さんは医師の前では硬くなってしまいますよね。ですから、上から見下ろすのではなく、患者さんの目線に立った話しやすい医師でありたいと思います。医師というのは技術ももちろん必要ですが、その上で人間としてのコミュニケーション力が必要です。患者さんとコミュニケーションがとれることが大事だと考えています。




先輩に誘われたことが大きいですね。循環器というのは夜間の呼び出しや救急対応も多くて大変な科ですが、そのぶん達成感も大きいと感じました。濃い分野というか・・・奥が深くて内容がある。やりがいがあります。




動悸でも胸痛でも、症状があればまず受診してください。ただ、(病気の始まりの)大部分は症状がないんです。症状のないうちから治療を始めることが大事です。

そのために、まずは健康診断をきちんと受けること。そして健康診断で異常が見つかった時点で治療を始めることです。例えば血圧がちょっと高いくらい、とか、糖尿の気があるだけだから、など軽く考えて放っておく人が多いんですが、そこで放っておかないでガッチリ治療することで、70代、80代になってからの生活が変わってきます。


※インターベンション:
皮膚に開けた穴から血管内にバルーンのついたカテーテルを挿入し、血管が狭くなったり血栓ができたりした部位でバルーンを膨らませ、血流を回復させる治療法。外科手術よりも身体的負担が少なく術後の回復が早い。
●PROFILE
長谷川  亨   <長谷川循環器内科クリニック 院長>
Toru Hasegawa 1956.2.11生まれ
■昭和57年   札幌医学大学卒業後、札幌医学大学第二内科入局
■昭和58年4月 帯広厚生病院 勤務
■昭和59年4月 門別国保病院 勤務
■昭和59年7月 札幌医学大学第二内科 勤務
■昭和60年4月 札幌循環器クリニック 勤務
■昭和61年4月 函館医師会病院循環器科 勤務   
■平成21年4月 長谷川循環器内科クリニック開設

●所属学会等
・日本内科学会 認定医  ・日本循環器学会 専門医
・日本高血圧学会  ・日本不整脈学会  ・日本心血管インターベンション学会
・日本心血管カテーテル治療学会  ・日本内分泌学会・日本腎臓学会  ・日本透析学会
長谷川循環器内科クリニック  http://www.medicalpage.net/medic/hasegawa/
函館市時任町8番5号 サンクリニック2F TEL 0138-54-156   ■休診日 日曜・祝日 ■駐車場20台(当院横)